100日後に死ぬワニ

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昨日、100日間に渡りTwitterでバズり続けた100日後に死ぬワニが無事?完結した。

知らない人の為に簡単に説明すると、タイトル通り100日後に死ぬワニの日常を毎日4コマ漫画で描いていく作品で、現実世界の時間の経過とリンクして毎日「死まであと○日」とカウントダウンされる。

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斬新なアイデアだと思う。

「この作品、どんな風に終わるんだろう?」と話題になるし、100日目のワニの死も曖昧に描く事で様々な考察や議論を呼んだ。

俺も100日分ちゃんと読んだ訳ではないが、やっぱり最後は気になって更新を楽しみにしていた。


企業案件だと騒ぐ輩が大量発生



が、最終回前後に作者が100日後に死ぬワニのグッズの販売を告知・宣伝したり、いきものがかりがこの作品を歌った曲を発表した事でネット民達が騒ぎ始めた。

企業案件だ、大手広告代理店のマーケティング戦略だ、気に入らない、シラけた、なんでこのタイミングなんだと。

勝手に誤解して勝手に失望してるだけ

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大前提として、作者のきくちゆうき氏は漫画家でありイラストレーターだ。

pixivやTwitterで承認欲求オナニーをしてるアマチュアではない。

飯を食う為なのか一発当ててスターダムにのし上がる為なのか、どんな想いで描いているのか分からないが、対価を受け取る為に作品を作っているプロだ。遊びでもなければボランティアでもない。

「商業的な作品だと思わなかったからシラケた」と言う感想には、あなたが馬鹿だっただけですとしか言いようがない。

その手の輩は、アーティストのライブやプロスポーツの試合なんかも企業が一切絡んでいない無償の活動だと思っているのだろうか。関連商品の発売にも都度ケチをつけて回っているのだろうか。

無償で公開されている作品がその先にある商業活動の為の呼び水、宣伝広告の一端だという事も理解できないのはいい年の大人として問題がある。

大手広告代理店の案件だったとして、何が悪いと言うのだろうか


作者本人が「最初から大手広告代理店によって計画されていた案件ではない」としているが、仮にそうだったとしても何が悪いと言うのだろうか。

クリエイターが自分の作品を大手広告代理店や有名ミュージシャンにプロモーションしてもらえるって喜ばしい事ではないだろうか。

ミュージシャンにせよ、お笑い芸人にせよ、深夜番組のファンにせよ、メジャーになった途端に嫌悪感を抱く層が一定数いる事は理解しているが、そんなもんはファンのエゴでしかない。

より多くの人の心を動かしたい、より有名になりたい、より多くの金を稼ぎたいと言う想いを否定するなら黙って離れるか、自分で大金を投げ売って一生かけて支えればいい。

過労死者を出した企業が命をテーマにした作品を扱うなと言う想いは少し理解できるが、自分の作品が世界屈指のマーケティング力を持つ企業に宣伝してもらえると言うのは、作者にとっては魅力的な事ではないだろうか。

ネット発の作品は俺達のものと言う誤解

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恐らく、根底にあるのはこれではないだろうか。

冷静に考えてみれば分かるが、そんな考えは大いなる誤解であり、大いなる驕りだ。

Twitter社がTwitterでの商業活動を規制している訳でもないし、公人や企業もバリバリ利用している。

作品は作者及び作者と契約を結んだ人達のものであり、ネット民のものではない。

無償のファンの存在意義を完全否定する訳ではないが、口を出せる立場に無い。

そこらの飲食店や小売店でも同じ事が言える。
いち消費者や常連ごときが経営方針に口を挟める訳が無いし、そんなもんを聞く義理も無いのだ。

「黙ってたのが悪い」「騙された気分だ」という馬鹿な感想を抱くのは勝手だが、馬鹿丸出しの感想をぶつけて作者を傷付けたり、創作活動の足を引っ張るのはやめましょう。