昨日、真っ昼間の大阪駅ビルから女性が飛び降り自殺すると言うショッキングな出来事があった。

その様子が撮影された動画も凄まじい勢いで拡散されているのだが、例によって動画の撮影者や投稿者(転載者)に批難の声が数多く上がっている。

不謹慎、そんなもん撮るな、人の死でいいね乞食するな。

道徳的にとても正しい事を言ってると思う。
でも、これだけは言わせて欲しい。

「いや、お前も人が死ぬ瞬間が見たくて動画見たんだろ?」

死は怖いけど、覗いてみたい。
自分と無関係な人間の死に心を痛めない訳ではないけど、覗いてみたい。
そんな欲求を誰しも持っているのだと思う。

我々はむしろ、撮影者に感謝しなければいけない立場ではないだろうか?

ちょっと前にライブ配信サイトで自殺中継をした人がいた。リアルタイムで何千人もの視聴者が見守る中、配信開始から数時間後に自殺は決行され、絶命するまでの様子もバッチリ中継されてしまった。

皆、人が死ぬ瞬間を見たくて見ていた。
「自殺マダー?」とか「さっさと死ねよ」とか煽る人も沢山いた。止める人なんて殆どいなかったと思う。

でも、やっぱり見たら皆豹変してた。自殺する際のもがき苦しむ様子がショッキング過ぎたと言うのもあると思うが、明らかに野次馬気分だったチャットの雰囲気が一変して、後悔・反省する人や悲しみの声を上げる人ばかりだった。

俺はとても「人の死を興味本位で覗こうとするな」とは言えない。自分もそのひとりだから。

グロいものが好きって訳でもないし、死者をメシウマだのなんだの言って侮辱するつもりも全くない。むしろ心を痛める。だけど、何故か見たくなってしまう。

そんな矛盾を抱えた人間のひとりとして、動画を見た後で不謹慎だ撮影するなと批判する人達に「あなたも同じなんじゃないですか?」と疑問を投げかけておきたい。