元カノの浮気

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昔、浮気をされた。

書くだけでも腹立たしいので詳細は省略するが、浮気が発覚した時も謝るどころかクズ特有の見苦しい逆ギレをされたので、怒り狂って別れた。

もちろん浮気に関しては相手が100%悪いのだが、俺は俺で見る目がなかった。と言うか、性欲に負けて見ないフリをしていた部分もあった。

「アイツの人間性を愛していたか?」と聞かれたら答えに詰まってしまう。

馬鹿だったと言えばそれまでだが、まぁ若い頃にありがちなミスだ。

疑って疑って疑い抜く

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その後の流れもありがちなものだった。
新しくできた彼女を全く信用できなかった。

人格から何から、俺を裏切ったアイツとは丸っきり違うはずなのに、何も信用できなかった。

不安に支配され、連絡がつかない間は全て浮気の心配をしていた。常に嘘をつかれている気がしてならなかった。

もしかしたらコイツもアイツのように・・・

どうせコイツもアイツのように・・・

そうだ、そうに決まってる。
コイツもアイツのように・・・

何をしようが疑ってしまう

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そんなこんなで、何度も疑っては揉めてを繰り返したある日、とうとう彼女が大泣きした。

信用されないのが辛い、どうしてこんなに愛しているのに疑い続けるのか、どうすれば愛が届くのかと。

無理もない。彼女はできる限り俺を不安にさせぬよう連絡してくれたし、疑わしい行動も取らなかった。携帯だって自分から積極的に見せてくれた。そして何より、いつだって俺との時間を大切にしてくれた。

だが、それでも俺はまだ彼女を信じる事ができていなかった。

じゃあ一体どうすれば良いのか?どうしようもない。何をしようが疑っていたと思う。

私だけを見て判断してよ!!!!!!!
 
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だが、いい加減呆れ気味の彼女に言われたこの一言が俺を変えた。

涙と鼻水混じりの顔で、叫ばれた。

全くもってその通りだ。

中島みゆきのあの歌のように、アイツを憎むあまり、いつまでもアイツに縛られ続けていた。

「過去に裏切っただかなんだか知らないが、どこの誰とも知らないクズ女と私を重ね合わせるな、今お前は誰と付き合っているんだ。私を見ろ。私だけを見て判断しろ。クズ女ではなく私とちゃんと向き合え」

乱暴に訳せば、言いたかったのは概ねそんな所だろう。

心に悪魔を飼うな

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リハビリのような期間はあったが、その一件から俺は徐々に彼女を信頼できるようになった。

つまらん疑いやそれに伴う揉め事も減っていき、やがて無くなった。

これまでの猜疑心、裏切りへの怯えはどこかへ消え去り、純粋に愛せる喜びを思い出すことができた。

自分の心に悪魔を飼う必要は無い。

殺人や傷害をやらかすリスクを背負う事ができないなら、どんなに憎んでも、恨んでも、呪っても、相手にダメージを与えることはできない。

自分が疲弊するし、疲弊する事によって他の人間関係にも悪影響を及ぼす。

多分、俺の心はそんなに広くはないのだろう。狭いスペースには限られた良い人間だけで充分だ。

だから、自分の心に悪魔の居場所を与える必要なんてない。